ギター上達/練習方法研究室

2008年03月23日

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  現在の大テーマ『教則メディアの現状を調査する』
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【ピッキング各論】


●チキン(チッキン)・ピッキング1


手首の使い方を、それまでの上下/水平方向の運動から手首の回転運動を使うピッキングに変更してみた僕でしたが、これができるようになると、違うところにも変化が生じていることに気付きました。


それは、ピックを持つ指。


とくに意識はしていなかったのですが、手首の改良前にくらべると、ピックを持つ指に余分な力がほとんど入らないようになりました。


「ピックはできるだけ力を抜いて持つ」ことは大事なことはわかってはいたのですが、実際のピッキングの動作に入ると(とくにブリッジに手首を乗せて弾くときなど)、どうしても力んでしまう、というのが悩みの種でもあったのです。


しかし、手首の回転でピッキングすると意識しなくても指先がリラックスできるようになり、ピックのアングルや位置など状況に応じた細かい微調整がある程度できるようになりました。


そうすると、苦手だったことも少しづつできるようになって来たわけです。


ひとつ例を挙げますと、いわゆる「インサイド・ピッキング」。


これは、1弦でダウンピッキングした直後に2弦をアップピッキング、というように「弦の進行方向とピッキングの方向が逆になる」ピッキングのことですが、僕は以前はこれがまったくできませんでした。


その原因は、弦移動のときに力んで手首が硬直してしまうことだったのですが、理由がわかっていてもどうしても直せない。


しかし、手首の回転を使うようにすると、力まずに弦移動ができますし、指先でピックの角度などを微調整できるので、以前よりは遥かにスムースな弦移動が可能になり、難易度の低いフレーズなら多少はこなせるようになりました。


そして、このあたりまで来て、ようやく成毛滋さんの「チキン(チッキン)・ピッキング」に関する説明がわかるようになってきたのです。



では、次回もこの続きになります。



ギター上達研究室:過去記事






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2008年02月24日

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【ピッキング各論】


●手首のスナップ(2)


「ピッキングの手首の動きは、車でエンジンをかけるときの手首の動きと同じです」という、成毛滋さんのピッキングについての説明。 


どうでしょう、みなさんはこの説明を読んで意味がわかりますか?


僕は、最初にこれを聞いたとき、何のことなのかさっぱり意味がわかりませんでした。


というのも、その時点における僕の手首の動き(とくに速いフレーズを弾くとき)は、ちょうど「バイバイ」をするときのような、水平・または上下方向の運動だったからです。


これでは、車のエンジンがけの動きとはまったく違いますよね。


というわけで、すっかりこのことは忘れてしまっていたのですが、数年経ってこの意味に気付き、ここを修正してみることにしました。


では、車を運転しない方もいらっしゃるでしょうし、「車のエンジンがけの手首の動き」とはどういうことかといいますとですね、


「手首が回転する」ということになるわけです。


エンジンをかけるときというのは、キーを差し込んだ状態から、手首を回すわけですが、つまりギターを弾く場合でも、エンジンをかけるときのように、手首の回転を使う、ということですね。


で、手首の回転でピッキングする感覚をおぼえるのにおそらく一番わかりやすいのが、ヴァンヘイレンの「ハミングバード・ピッキング」だと思います。


まず、ヴァンヘイレンのように手首を浮かして内側に折り曲げた状態でこの奏法を練習して、その感覚がつかめたら、手首を曲げないスタイルやブリッジに乗せた状態でも「手首の回転」で弾けるようにする。



ヴァンヘイレンの「ハミングバード・ピッキング」(3分30秒前後から)



この手首の使い方を変えてみると、僕の場合はピッキングが非常に楽になりました。
 

水平・上下運動の「バイバイ弾き」でスムーズに弾ける人もたくさんいますでしょうし、「バイバイ弾き」が間違っているわけではないと思うのですが、海外では、ピッキングの基本運動の説明として、手首の回転のことを「Car Ignition Effect(カー・イグニッション・イフェクト)」という言い方で説明する場合もあるようです。


僕も実際の演奏では、「バイバイ弾き」と「回転弾き」をフレーズなどによって使い分けますし、両者の違いは見た目にはごくわずかなものなので、映像などではわかりにくいと思いますが、僕の場合がそうであったように、手首の使い方を工夫してみると、人によっては劇的な変化をもたらすのではないか、という気がします。


ピッキングで悩んでいる方で、手首の回転はまったく使ったことがない、という方は「回転弾き」を一度試してみてはいかがでしょうか。


では最後に、「車のエンジンがけの手首の動き」をギターに置き換える感覚がイマイチわからない、という方にヒントをもう少し。


エンジンをかけるその瞬間の動き、つまり時計回りの方向に動く「手首のひねり」が、「アップピッキングの手首の動き」と同じになります(ギターでの実際の動きはもっと小さいものですが)。


次回は「もうひとつのピッキング修正ポイント」についてのお話です。


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2008年01月12日


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 【ピッキング各論】


●手首のスナップ


ギターのピッキングのもっとも基本的な動作である手首のスナップ。


これを理解する例として頻繁に挙げられるものに、エドワード・ヴァン・ヘイレンで知られる「ハミングバード・ピッキング」という奏法があります。


この奏法は、簡単に言えば「同じ音をダウンストロークとアップストロークで交互に繰り返しピッキングする」もので、ヴァンヘイレンの独特の手首の動きは、手首のスナップを理解するのには非常に参考になりますね。

 
さて、この奏法自体はそれほど難易度が高いわけではないと思うのですが、フォーム的には手首を浮かして90度近くに折り曲げた特殊なもので、ヴァンヘイレン自身も常にこのフォームで演奏しているわけではありませんよね。


僕も、手首のスナップをまずこの「ハミングバード・ピッキング」のフォームで練習して、それなりにできているようなので、「これで手首のスナップはマスターできた」と思っていたのですが、前回までのピックの角度で悩んでいたときに、「もしかすると自分の手首の動作には問題があるのではないか」という疑問を持ったので、もういちど再チェックしてみることにしました。


見た目には、以前の「こすり弾き」時代の、肘から手首が一直線になった状態のままではなく、手首が動いてピッキングしているので特に問題は無いようにも見えるのですが、出てくる音が好きになれないなど、どうも何かが違うような気がして釈然としない。


しかし、はっきりとした根拠が見いだせるわけでもなく、悶々とした時間が過ぎていきました。


そんなある日、車を運転しようとしたときに、ふと思い出したのが、成毛滋さんのピッキングについての説明。


「ピッキングの手首の動きは、車でエンジンをかけるときの手首の動きと同じです」
 


出口がいっこうに見えてこない「ピッキング・トンネル」の先に、一点の明かりが見えた瞬間でした。



では、次回もこの続きになります。
 


ヴァンヘイレンの「ハミングバード・ピッキング」(3分30秒前後から)



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2007年12月15日

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 【ピッキング各論】


●ピックの角度(3)



ピックに角度をつけると、極端に音がこもるように劣化してしまう自分のピッキング。


これは、根本的に自分の奏法に問題があるのではないか、と僕は考えました。


成毛滋さんのように「角度をつけても音がほとんど変わらない」とはいかないまでも、せめてもう少し「使える音」になんとかならないものか。


というわけで、このレベルを目標に、それからいろいろ試行錯誤を繰り返すことになりました。


その結果、この問題は一応の解決を迎えることになるのですが、それには2つの大きなポイントがありました。


その1つめが、「手首のスナップ」。


現在では、多くのギター雑誌や教則本にピッキングの基本として、当たりまえのように書かれていることですね。


しかし、スンナリできてしまう人も多いとは思うのですが、この「手首のスナップ」というものが、僕の場合は、けっこうクセ者だったというか、錯覚をしていたところがありました。


錯覚、つまり「本人はできているつもりが、実はできていなかった」ということですね。


「手首のスナップ」とはどういうことでしょう?


僕は、「手首を動かすこと」だと思っていました。


ところが、どうもこれが違っていたようなんです。



では、次回もこの続きになります。
 



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2007年10月29日

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【ピッキング各論】


●ピックの角度(2)


「ピッキングの角度は平行に近い方がベストで、できるだけ角度をつけないほうがよい」と思っていた僕は、

成毛滋さんの「ピッキングの角度なんか気にする必要はない」という主張と、角度が平行でも90度近くでも音が変わらない、そのピッキングの映像に衝撃を受け、かなり混乱してしまいました。


しかしよく考えてみると、「ピックの角度が平行でも90度でも音が『まったく』変わらない」というのは、いくらなんでもおかしいのではないか、と思い、もう一度よくビデオを見直してみることにしました。


すると、はじめて映像を見たときにはわからなかったのですが、よく音を聴いてみると、ピックがほぼ平行の場合にくらべて、角度がついた場合はほんの少しだけ音が丸い。


ピックと弦の接触箇所が、角度がついてくるほどピック側面部分に移行していくわけですからこれは当然ですよね。


しかし、その音色変化の幅が自分と成毛さんでは明らかに違いすぎる。


ということは、問題は自分の場合に起こるピックの角度をつけたときの「極端な音の劣化(こもり・抜けの悪さ)」にある、ということになります。



そして、「ならば、この劣化を最小限に抑えるにはどうすればいいのか」、という課題に取り組むことになりました。



では、次回もこの続きです。



成毛さん動画








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2007年10月07日

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【ピッキング各論】


●ピックの角度(1)


自分のピッキングスタイルを決定する際に、問題になることのひとつに「ピックの角度」があります。


僕もこれについてはかなり悩んだ時期がありました。



一般的には、

「ピックの角度は弦と平行にしてピッキングするときが、一番よい音になるので、ピックの角度は平行に近いほどベストである」

と説明されているケースが多いように思います。


僕も、自分の実感としてもそう思っていましたし、とはいうもののピックを平行にするとひっかかる感じがして弾きづらく、かといって角度をつけると音がしょぼくなってしまって、はてどうしたものか、と途方に暮れておりました。



ところが、そんなときに目にした成毛滋さんの教則ビデオでの主張は一般的な常識を覆すもので、

「ピックの角度なんか気にする必要はない」というものでした。


実際に映像を見た方はおわかりだと思いますが、成毛さんのピッキングはかなりピックを立てて弾くときも多いスタイルです。


成毛さん動画


速いフレーズもけっこうピックが立っていますよね。


この教則ビデオの中では、ピックの角度を平行にした場合から徐々に90度近くに移行させるピッキングを実演して、

「なんにも変わりませんね。ですから、ピックの角度なんて気にする必要はありません」とまで断言されています。



ピックの角度での音色の違いに悩んでいた僕は、この説明を見て衝撃を受けました。


これは一体どういうことなんでしょう。


次回も考えてみたいと思います。








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utauguitar at 13:08 この記事をクリップ!

2007年08月17日

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【ピッキング各論】


●ピックの選択(2)


ピックの選択というと、ティアドロップ型・三角型など、どんなピックを選ぶか、という点を思い浮かべますが、そのほかに、「ピックのどの部分で演奏するか」という選択肢もあり、これによってかなり演奏性やサウンドも変わってきます。


変則スタイルとして代表的なのが、ティアドロップ型の通常使用する尖った部分と反対側の、「丸い角(両側の部分)」のところでピッキングする、というスタイルです。


外国人のギタリストには、このピックの持ち型で演奏する人が非常に多く、有名なのは、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、パット・メセニー、マイケル・シェンカー、デヴィッド・T・ウォーカー、など。


また、写真と映像を観るかぎりでは、スコット・ヘンダーソンもこのスタイルのようです。


ギターマガジン2007年8月号の、スティーヴィー・レイ・ヴォーン特集でもこのピッキングが紹介されていますね。


丸い角でピッキングするということで、非常にマイルドで独特なサウンドがしますが、音数が増えてくると安定したサウンドをキープするのはけっこう大変なようです。


そのせいかどうかはわかりませんが、上記のギタリストもフルピッキングでバリバリ弾きまくるというより、ハンマリング・オンとプリング・オフのコンビネーションでフレーズを組み立てていくタイプの人が多いですね。


成毛滋さんも「よほど手首のスナップが上手く使えないと、この弾き方はできない」と言われていましたので、自分のピッキングテクニックのチェックに試してみるのもいいかもしれません。



では、次回もこの続きを見ていきましょう。



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utauguitar at 09:33 この記事をクリップ!

2007年06月30日

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【ピッキング各論】


では、ピッキングで力を抜くためのピッキング各論、ということでこれにも様々な説が存在しますので、それらを紹介しながら細かく見て行きましょう。


●ピックの選択


まず、ピックの選択について。


これからピッキングの練習をする場合、ピックの選択も非常に重要であると思います。


特に問題なのが、形と硬さ。


まず形についてですが、プロ・アマチュアを問わず、ソロを多く弾く人の場合は、ティアドロップ型を選択するケースが多いような印象があります。


しかし、これについて宮脇俊郎さんが「ティアドロップ型は『こすり弾き』になりやすい危険性があり、『しなり弾き』をマスターするまでは三角型がよい』(『究極のプレイフォーム』6〜9ページ)


という主張をされていますが、僕もまったく同じ経験をしました。


僕は現在は三角型を使用していますが、『こすり弾き』時代は、三角型だとすべってしまって音があまり出ないので、ティアドロップ型でしか弾くことができませんでした。


これは今から思えば、ティアドロップ型の尖った部分を弦にこすりつけて弾いていた、ということになります。


というわけで、『こすり弾き』になっていないかどうかのチェック方法として、「三角型のピックで弾いてみる」、ということが言えるかも知れません。


三角型だと極端に弾きにくい、あるいはティアドロップ型で弾いたときと音が全然違う、という場合はもしかしたら『こすり弾き』になっている可能性もあります。


馴れの問題もあるので断言はできませんが、一度チェックしてみてくださいね。


なお、逆の場合、つまり「三角型は弾きやすいが、ティアドロップ型はひっかかる感じがして弾きにくい」、という場合ですが、一例として、ピッキングの達人であるフランク・ギャンバレが上記の理由で三角型を使用している、ということなどもあり、基本的には問題ない、と考えてよさそうです。


では、次回もこの続きを見ていきましょう。




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utauguitar at 12:19 この記事をクリップ!

2007年05月23日

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【ピッキングで力を抜くための考え方】


ピッキングの際、「余分な力を抜く」という理屈はわかっていても、実際にはどうしても力が入ってしまう、という方は多いと思います。


僕もゆっくりしたフレーズならリラックスして弾けても、スピードを少しでも上げようとすると、肘から先が硬直したり、手首をブリッジに強く押し付けるようにしないと弾けない、という状態が長い間続きました。


僕自身は、いわゆるテクニック派ではありませんし、現在の「速弾き」といわれるほどのスピードではとても弾けませんが、手首や腕を柔らかく動かす感覚は結局のところ、リズムギターを弾く際にとても重要だと思うので、できるだけマスターしたいと思っています。


成毛さんも「速弾きなんかより、リズムギターの方がはるかに難しい」ということを言われています。


というわけで、この感覚を掴むのにヒントになる参考例を紹介していきましょう。



まず、以前も少し紹介した宮脇俊郎さんの提唱する「しなり弾き」というスタイル。


これは、ピックを軽く持ち、余分な力を抜いて、「ピックをしならせるように弾く」、という奏法で、こうすればノイズの少ないクリアで太い音を出すことが出来る、というピッキング方法です。


宮脇さんの著書には、ほかにも、悪い奏法である「こすり弾き」の解説など宮脇さん流の試行錯誤を重ねたピッキングノウハウが非常に詳しく紹介されています。


成毛さんのピッキングとは違う部分もかなりありますし、演奏法というものは、最終的には個人差があるので、自分には当てはまらないところも出てくるのですが、僕も「自分流」のスタイルを研究する上でとても参考になりました。



では、次回もこの続きを見ていきましょう。



●「しなり弾き」「こすり弾き」の詳細解説


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2007年04月29日

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【ピッキングのコツ】


これまでピッキングについていろいろ書いてきましたが、結局ピッキングのコツをひとことで言ってしまうと、


「とにかく余分な力を抜く」


ということに尽きるのではないでしょうか。


しかし、言うのは簡単ですが、やってみるとコレがなかなか難しい。



成毛滋さんのピッキング方法にしても、挫折した人も多いと聞きますし、僕も多少はできるようにはなりましたが、いまだに思うようにできないことの方が圧倒的に多いです。


僕も長いあいだ勘違いをしていたのですが、ピッキングの基本である「手首のスナップ」にしても、手首が動いていればそれでいい、というわけではなくて、


「力が抜けているかどうか」が大事なんですね。


これに関しては非常に感覚的な要素が強く、上手い人の演奏をいくら見たところで、見た目にはあまり差がないのでなかなかわかりにくいですし、


僕も手首と腕が一直線になって肘から先を動かす弾き方から、スナップを意識して手首を動かすようなピッキングに変えるのはそれほど苦労しなかったので「ピッキングというのはこんなもんなんだ」と思い、そのスタイルを長い間続けていました。


しかし、あるときちょっとしたきっかけで自分のピッキングは

 
「力が入った状態で手首を振っているだけ」であることに気付き、


余分な力を抜いたピッキングに修正したのですが、修正前と修正後ではやはり音の抜けが違うように感じます。


この力を抜いた感覚を一度体感してしまえば、これが自分の基準となるのですが、この感覚をつかむまでがやはりなかなか大変なようです。
 


というわけで、次回は「ピッキングで力を抜くための考え方」を考察してみましょう。
 





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2007年04月07日

●ギタリストの成毛滋さん死去


残念なニュースが入ってきました。


すでに報道等でご存知の方も多いと思いますが、当サイトでもその奏法やギターノウハウを紹介させていただいているギタリストの成毛滋さんが3月29日にお亡くなりになりました。



成毛さんが療養中であるということは数年前にお聞きしていたのですが、私はもう一度かならず復活されるであろうことを信じていましたし、

成毛さん復活のニュースを、サイト上でお伝えできる日を目標にサイトの更新を続けていたので本当に残念でなりません。



成毛さんの偉大な遺産の一部ではありますが、これからもこのサイトを通して、1人でも多くの方にお伝えできれば、と思っています。



謹んで成毛さんのご冥福をお祈りいたします。





ネットニュース


〜ギタリストの成毛滋さん死去


成毛滋さん(なるも・しげる=ギタリスト)が3月29日、大腸がんのため東京都内の病院で死去、60歳。葬儀・告別式は近親者で終えた。喪主は妻彩(あや)さん。


自宅は非公表。


70年代に、高中正義さんらと「フライドエッグ」を結成して活動した〜



成毛さんについて


Drシーゲル・アーカイブ


you tube 成毛さんの動画


2007.4.7

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2007年04月05日

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【成毛滋式チキン・ピッキング】


では、成毛さん式チキン(チッキン)ピッキングの説明に入っていきましょう。


チキンピッキングというと、ロックギターでは、親指と人さし指でのカントリーミュージック的なフィンガーピッキングや、ピックと中指や薬指などのピッキングを併用する奏法のことを指す場合が多いような印象があります。


しかし、成毛さんの説明によりますとですね、外国人はピックのみのピッキングの場合でも、このチキンピッキングの動きを応用している、ということなんです。



具体的には、ダウンピッキングのときは、親指でピックを1弦方向に押し、アップピッキングのときは、人さし指でピックを6弦方向に押す、という交互の指の動きになります。



親指の動きで考えるとわかりやすいと思いますが、ダウンのときには親指が反っていく形、アップのときには親指が曲がる形になります。


実際の演奏時にはごくわずかな動きになるのでわかりにくいですが、上手い人のピッキングを見ていると、速弾きのときに腕や手首がほとんど動かずに、ピックを持つ親指の関節が細かく動いているケースが多いことがわかると思います。



これは、この「指でピックを動かすチキンピッキング」と「手首のスナップ」の組み合わせを最大限に活用しているためで、

これをマスターすると無駄な動きが最小限になるので、外国人のトップギタリストのように、ほとんど手が動いていないようなピッキングで速弾きができるのだ、ということです。



この奏法の注意点としては、ピックを押す、といっても力を入れないこと。


あくまで、ピックを動かすのが目的です。


あと、以前vol.10 で紹介した、親指と人さし指が同時に動く「つまみ弾き」にならないように、上手い人のピッキングをよく見て参考にしてくださいね。



次回は、ピッキングについて違う角度から考えてみましょう。




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2007年03月17日

読者の方から質問をいただきました〜


「はじめまして。いつも読んでます!
 アコギやってます!
 質問なんですけどいいでしょうか?

「スラップ」って言葉を最近初めて聞いたんですが、詳しく教えていただけないでしょうか?!
 この「スラップ」というのをやらなくてはならくなってしまって・・。」(みやびんぐさん)



では、「スラップ」について。


「スラップ」とは「素ラップ」。


つまり、素の状態、シラフの状態でエミネムみたいにラップをすることをいいます。






・・・というのはウソです。


失礼いたしましたm(_ _)m






では、「スラップ」とは?


コレは、スラップ奏法と呼ばれる、ベースの演奏方法のひとつです。スラッピング(slapping)、チョッパーとも言われています。


エレクトリックベースでのスラップ奏法は、親指で3、4弦など低音弦をバチン!と叩くサムピングという動作と、人差し指や中指で1、2弦など高音弦を引っ張って指板に打ちつけるプリングという動作があり、この二つの動作を組み合わせて、アタックの効いたパーカッシブなサウンドが得られるのが特徴です。


スライ&ザ・ファミリー・ストーンというバンドに在籍したベーシスト、ラリー・グラハムが発明した、というのが一般的には定説となっています。


主にファンク系、フュージョン系で使用されることが多く、その他のスラップの名手としてはスタンリー・クラーク、ルイス・ジョンソン、マーク・キングといったところでしょうか。


僕が好きなのはマーク・キング(Level42)。


超絶スラップをバシバシばしばし決めながらリードボーカルもとってしまうスゴイ人です。


というわけで、ベースの奏法だったスラップですが、みやびんぐさんの場合、アコギでスラップ、ということですので、もしかしたらマイケル・ヘッジスや押尾コータローさんのような演奏が必要なのかもしれません。


タッピング奏法と呼ばれていますが、スラップ奏法と共通する部分も多いです。


基本的には、ギターを「叩く」奏法だと考えればいいと思います。


you tubeのコチラのページでギタースラップの動画がたくさん見れます。



教則本では、現時点ではたぶんコレ↓がヨロシイんじゃないでしょうか。

ユーザーレビューはなかなか厳しいようですが。。。(^ ^;


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●また、同じ著者さんによるDVD、コチラ↓の中にもスラップ、タッピング系のレッスンがあるようです。

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参考にしてみてくださいね♪


2007.3.17








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2007年03月04日

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【成毛滋式ピッキングノウハウ】


では、成毛さん式ピッキングの具体的な説明に入っていきましょう。


成毛さんの教則ビデオ『よい子のロックギター・ピッキング編』などで解説されているピッキングノウハウのキモの部分を一言でいいますと、
 

「ピックを持つ指の動き」にある、といってよいんじゃないでしょうか。



ピッキングにおいて最も重要な、手首のスナップを活用する、という技術は現在ではピッキングの基本として一般化していると思うんですが、

ピックを持つ指の動きに関しては、現在の日本で一般的に知られているピッキングノウハウではあまり説明されていない点であり、

成毛さんによりますと、これが外国人式のピッキングにおいては非常に大事なのだ、ということになります。


そして、この指の動きを使ったピッキングテクニックを、

「チキン・ピッキング」という名称で説明されています(正確な発音としては『チッキン』のようです)。



「チキン・ピッキング」という言葉に「おや?」と思われた方もいらっしゃいますよね?


でもですね、この「チキン・ピッキング」という言葉自体は、日本でも見かけるんですけど、

成毛式ピッキングの場合の「チキン・ピッキング」は日本で使われている意味とは違う部分があるんです。



では、次回「成毛式チキン・ピッキング」について見て行きましょう。



次はあなたがギターの達人!



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2007年01月25日

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【ピッキングのチェックポイント】


では今回はですね、「自分のピッキングの良し悪しを見分ける別のチェックポイント」、コレについて見ていきましょう。


私のピッキングは、まだまだド下手クソなレベルではありますが、以前のヒドイ弾き方にくらべれば少しはマシなピッキングになったんじゃないかと思います。

 
「以前のヒドイ弾き方」というのは、これまで紹介してきた弾き方ですね。
 

で、ピッキングの修正前と修正後ではピッキングそのもの以外に決定的に変わったことがあります。


それは、「新品のピックで弾けるようになった」ということです。


これはどういうことかというとですね、以前の私はある程度使い込んですり減ったピックでないと弾けなかったんですよ。


この理由は、各種教則アイテムやギター雑誌の連載でおなじみの宮脇俊郎さんの仰っている「こすり弾き」という考え方が非常に参考になります。


この「こすり弾き」は、「ピックの抵抗感に依存するピッキングスタイルであるため、使い込んで弦との接触部がすり減っている方が弾きやすい。新品ピックはツルツルしているので弾きにくい」、


(「こすり弾き」については、宮脇俊郎さんの著書に詳しい説明があります)

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ということなのですが、確かに私も以前は腕・手首・ピックを持つ指にかなり力を入れていましたのでピックを弦にこすりつけるように弾いていたといえると思います。


それがピッキングを直してからは、新品のピックの方が弾きやすくなりました。


おそらく、余分な力が多少は抜くことができたからではないかな、と思います。


もし、自分も古いピックの方が弾きやすい、という方は一度ピッキングの力の入れ具合などをチェックしてみてくださいね♪


では、次回は成毛滋さんのピッキングノウハウの話に戻りましょう。



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2007年01月01日

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【違うタイプの日本人ピッキング】


前回は、日本人ピッキングの悪い例の代表的なスタイルを紹介しましたが、今回は違うスタイルについて見て行きましょう。


私は、この弾き方を「つまみ弾き」、あるいは「ノコギリ弾き」と呼んでいます。


このスタイルの特徴は、ピックの持ち方と動き方にあります。


親指と人さし指でピックを持つのはいいのですが、問題なのは親指の方が、指の腹ではなくピックをつまむように指先で持っていること。


そしてピッキングの運動は、指の動きが中心のピッキング、つまり親指と人さし指が「同時に動いて」ちょうどノコギリを使うときの押したり引いたりするような動きになります。


親指がクネクネ動くところが非常に特徴的ですね。


といっても、親指が動くのがいけない、という意味ではありません。


親指の動きに関しては、また後日ご紹介しましょう。


先ほどの話に戻りますが、この「つまみ弾き」「ノコギリ弾き」のスタイルですと、ピックの平面ではなく、側面(角)で弦をはじいてしまう場合も多く、サウンドもコモりがちになりパチンという抜けのよい音を出すのはかなり難しいと思います。
 

次回は、自分のピッキングの良し悪しを見分ける別のチェックポイントについて考えていきましょう。




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2006年11月30日


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【日本人のピッキング】


では、今回は日本人に多く見られるピッキングついて見て行きましょう。

 
日本人がお手本なしにロックギターを弾こうとすると、外国人とは違うピッキングをしてしまうケースがあります。


一番代表的なのが、肘から手首の先までが一直線になり、ピックを持つ指から肘までの部分が非常に力の入った状態で腕を振るスタイルです。


これがなぜいけないのかというと、このピッキングですとピックが弦に当たる音が大きくなり、その音質も金属的でとても耳障りな音になります。


また、手首のスナップが使えないので、リズムのノリも悪くなりますし、あえてそういう音を出したい、など特別な理由がない限りメリットはひとつもない、といっていいでしょう。


初心者の方は、すぐには理解できないかもしれませんが、世界のトップレベルのギタリストの演奏を聴くときは、ぜひそのピッキングの音に注意してみてください。


どんなに超高速でものすごい勢いのフル・ピッキング・フレーズを弾いていても、ピックが弦に当たる音(はじく音)は驚くほど静かです。


これは、余分な力が全く入らない状態でピッキングしているからなんですね。


なお、「肘から手首の先までが一直線になり」とありましたが、これが絶対いけない、というわけではありません。


問題なのは、「ピックを持つ指から肘までの部分が非常に力の入った状態」でして、おそらくかなり少数派であるとは思いますが、「一直線」スタイルでも力を抜いてスムーズに弾ける方なら、それでも構わないでしょう。


例を挙げますと、テクニカル系ギタリストとして知られるヴィニー・ムーア。


この人は、手首はあまり動かず肘から先全体を振るピッキングです。


しかしながら、彼のギターサウンドは成毛滋さんも絶賛するほどマイルドで美しく、映像を見ても非常に腕がリラックスした状態でピッキングしているようです。

 
では次回、違うタイプの日本人ピッキングについて考えていきましょう。







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2006年11月01日


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【成毛滋理論によるロックギターのピッキング〜ソロ偏〜】


では、今回は日本人と外国人の違いについて見て行きましょう。


日本人が、外国人の生み出した音楽であるロックを演奏しようとすると、


「外国人は無意識にできるのに、日本人にとっては非常に難しい」

 
ということがいくつかあります。


これは、日本人と外国人の優劣の問題ではなく、民族性の違い、文化の違い、ということです。


ロックという音楽は、外国人特有の要素や感覚から発生した音楽なので、同じ資質を持たない日本人がロックを演奏しようとするなら、


まず外国人と同じ感覚を身に付けないと、いくら歪んだ音でギターをかき鳴らしたところで、外国人にはまったく「ロック」には聴こえない、ということがあります。


ピッキングもその日本人が苦手なことのひとつで、一番大事な手首のスナップも外国人には簡単なことですが、多くの日本人にとっては練習して身に付ける必要があるようです。


この理由については、食文化説(ハシとフォークなどの違い)や、骨格説(スポーツなどでは、外国人特有の、肘や手首など関節の動きを目にすることがありますね)など、複数の主張があるようですが、決定的なものはないようです。


では次回、「日本人に多く見られるピッキング」について見て行きましょう。


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2006年10月12日

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【成毛滋理論によるロックギターのピッキング〜ソロ偏〜】


では、今回からソロの場合のピッキングに移ります。


まず、成毛さんのこういう発言を紹介しておきましょう。



『日本人ギタリストで、まともなピッキングができる人は、10人くらいしかいない』



これは、細かい言い回しは多少違うかもしれませんが、1980年代半ばの発言だったと思います。

 
その後、日本のギタリストのレベルは著しく向上したので、そのままこれを現在に当てはめることはできません。



ただ、ひとつ、日本人がピッキングを修得する場合に、覚えておいた方がいいと思われることがあります。


それは、



『日本人がお手本のない状態で練習すると、間違ったピッキングを身につけてしまう可能性が高い』



ということです。



さきほど、「その後、日本のギタリストのレベルは著しく向上した」
 


と書きましたが、これは成毛さんが正しい(つまり外国人のピッキング)を布教したことがひとつ。


 
そしてもう一つの理由は、成毛さんの活動とシンクロするように、80年代中〜後半から、海外で大量のギター教則ビデオが制作されはじめ、日本でも外国の超一流ギタリストの技術が、簡単に勉強できるようになったことがあげられます。


 
逆にいえば、それまでの日本人ギタリストが、間違ったピッキングをしていた理由のひとつは、情報量の少なさにあった、ということです。



では、次回から「日本人と外国人の違い」など、具体的なピッキングについて見て行きましょう。



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2006年09月21日

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【成毛滋理論によるロックギターのピッキング】



では、ギター演奏時の手首のスナップの使い方について説明していきましょう。



まず、リズムギターの場合ですが、たとえば1小節の各拍の頭でコードを刻む「ジャッ、ジャッ、ジャッ、ジャッ」というパターンを練習するとします。

 
このとき、「ジャッ」のところは通常ダウンピッキングで弾きますね。


この「ジャッ」を弾いた後に、ピッキングした手首をすぐに上へ引き戻す。


前回の、水を切るときや体温計の温度を下げるときの手首の動きと同じことをするわけです。




違う例でいえば、ボクサーのパンチを打つときの動き、ファイティングポーズからパンチを打ちますね。


すると、その拳はパンチを打つと同時にすぐにファイティングポーズのポジションに戻ってきます。


あのイメージです。


あれをピッキングでやるわけです。


「ダラ〜ン」という感じで漫然とストロークしないで、コードを弾くと同時に、すぐに弾く前の位置まで手首を返して戻す。


くれぐれも肩、肘、手首、ピックを持つ指のどこにも余分な力を入れず、ムチがしなるように切れのある動きで。


これが手首のスナップです。




そして、このパターンを逆にして、アップピッキングでもやると非常にいい練習になります。


もちろん、本番でも必ずこう弾かなければいけない、ということではありません。


手首の使い方の練習です。


初心者の方は、ぜひ1度やってみてくださいね。




では、次回はソロの場合のピッキングについて考えましょう。



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2006年08月29日

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【成毛滋理論によるジャンルごとのピッキングの違い】


 
では、成毛さんのロック・ギター・ピッキング理論を紹介していきましょう。


 
まず、結論からいうと、


『ロック・ギターのピッキングとは、手首のスナップとピックを持つ指の動き(屈伸)の組み合わせによって行われる』


と、なります。
 


「手首のスナップ」とは、手を洗って水を切る時の手首の振り、また昔の水銀式の体温計の温度を下げる時の手首の動きのような運動のことをいいます。


この両方の運動に共通するのは、いずれも手首が柔らかく力の入っていない状態で、ちょうどムチの先のような柔軟性がある、という点です。


もしこれが、手首や腕に力が入っていて、肘から先が一直線になった状態になっていると、水を切るシャープな動きや体温計の温度を下げることも困難です。



「手首のスナップ」とはこの柔らかい動きのことです。


 
つまり、ピッキングという技術もこれと同じで、まずはこの手首のスナップが使えるようにならなくてはいけない、ということです。


 
では、なぜ手首のスナップが使えないのが、ギターを弾くことにおいて問題となるのか、というとその結果が音に表れるからです。


もっとも大きな弊害としては、

・リズム・グルーヴ感が出ない

・音が汚れる

の2点が挙げられます。


 
初心者の方は、まずこの点を覚えておいてください。




では、次回、具体的な演奏法を見て行きましょう。




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2006年08月08日

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【成毛滋理論によるジャンルごとのピッキングの違い】


では、成毛さんのピッキング理論を紹介していきましょう。


成毛さんはロックのピッキングを中心にこれを説明されていますが、


たとえばジャズの場合ですと、ピッキングの運動の中心はピックを持つ指の動きが主で、手首はあまり動かない。


一方、ロックは手首のスナップを利かせた動きが中心で、それにピックを持つ指の屈伸が加わる、ということです。




なかなか、言葉の説明ではこの違いがわかりにくいと思うのですが、


私の印象では、実際のところジャズ式のピッキングをしている人は、最近では少なくなってきているような気がします。


というのも、昔とは違い、現代のジャズ・ギタリストの多くは代表的なプレイヤーがそうであるように、ジャズ専門というより、ロックも平行して演奏、あるいはロックから転向するなどロック奏法の影響が少なからずあります。


そのためジャズ・ギタリストといっても純粋なジャズの奏法だけで演奏しているギタリストがかなり減ってきているのではないでしょうか。
 


ちなみにジャズ式ピッキングのプレイヤーの具体例として成毛さんが挙げていたのは、アラン・ホールズワース。



アランのピッキングを見てみますと、彼はピッキングを多用するタイプではありませんが、なるほど確かにいわゆるロック的なアタックを強調しやすい手首のスナップのような動きは少なく、ピックを持った親指と人さし指の動きを中心にしたスタイルでピッキングをしています。




他に指の動きを多用するピッキングのプレイヤーとしては、ラリー・カールトンや渡辺香津美さんなどが思い浮かびますね。



では、次回、【成毛理論】の本題、ロック式のピッキングについて見て行きましょう。



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2006年07月24日

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 現在のテーマ『教則メディアの現状を調査する』
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では、今回からピッキングの基本を確認していきましょう。


『教則メディアの現状を調査する』というテーマ上、参考テキスト/インストラクターのお話を用意した上で、私なりの感想なども加えていきたいと思います。


ということで、まず国内教則映像の古典的名作、
 
『よい子のロック・ギター』シリーズなどで知られる、日本ギター界の重鎮・成毛滋さんのお話を紹介しましょう。
 

日本のギタリストのレベル向上に多大な貢献をされた成毛さんですが、その驚異的な研究心と豊富な海外での経験から生み出された独自の理論は、今の時代においてもまったく色褪せることがありません。


成毛さんのことをご存知ない方もいらっしゃると思いますが、日本のギター界一般の常識とは、全く異なる部分もあり、そういう意味でも非常に興味深く、また参考になる点が多いのではないかと思います。


成毛滋参考サイト


では、そんな成毛さんのこんなお話から。



これは、なかなか一般の教則物では見かけない説明だと思うのですが、成毛さんによりますと、

そもそもピッキングというのは「音楽ジャンルによって全く違うのだ」ということです。


たとえば、ロックとジャズでは、簡単に言えばロックは「手首の動き」 ジャズでは「指の動き」、というように中心となる運動箇所が異なるのですが、私の印象では、このことに触れている教則ものはあまり見かけないような気がします。


では次回、もう少し細かく見ていくことにしましょう。


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2006年07月04日

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 現在のテーマ『教則メディアの現状を調査する』
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さて、前回、このような文章をとりあげてみました。


 『よく指先だけでこねくり回すようなピッキングをする人を見かけるが、これはNG。

  基本的にピックを握った指は固定したまま、手首とひじの動きを使おう』


 ギターマガジン2006年6月号『ギター・プレイのツボ』
           (執筆者:田光マコト氏)より。



フラットピックを使用した場合のギター演奏技術の中で、修得の難易度が最も高いものとして「ピッキング」を挙げる方は多いのではないでしょうか。



キャリアの長い方なら、よくご存知だと思いますが、特に日本人が苦手とするのも、このピッキングであるのは有名な話です。


私もピッキングにおける各部の動き、特に「手首と指」の関係がなかなか理解できませんでした。



ですので、ピッキングの非常に重要なポイントを簡潔にまとめた上記の文章も、


『指先だけでこねくり回すようなピッキング』の箇所など、もしかすると初心者の方には、その大事な部分をすぐに理解するのは難しいかもしれません。



というわけで、次回からピッキングについて、もうすこし、細かく見て行くことにしましょう。



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2006年06月30日

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 ☆ギター上達研究室〜『教則メディアの現状を調査する』
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さて、今回からはじまるこのコーナー、企画第一弾はこんな内容でいきたいと思います。


   『教則メディアの現状を調査する』


ギター生活を送る上で、教則もののお世話になっている方は私を含めてかなり多いのではないでしょうか。


 
身近にギターに詳しい人がいない場合など、ギター雑誌をはじめとして教則メディア/ソフトの存在はとても助かるものです。


 
しかし、実際にはその内容は、長年の悩みを解決してくれるものから、下手をすると、上達に害を及ぼす可能性のあるものまで、実に様々です。


 
そこで、この最初の企画では、そんな数々の情報の中から上達の参考になりそうなものや、また、教則ものを利用する際に注意したい点などを取りあげて教則メディア/ソフトの現状を探っていきたいと思います。


 
では、まず最初にピッキングに関するこのような文章を取りあげてみましょう。



 『よく指先だけでこねくり回すようなピッキングをする人を見かけるが、これはNG。

  基本的にピックを握った指は固定したまま、手首とひじの動きを使おう』


 
これは、最近ある雑誌で目にした文章なのですが、ここには非常に重要なことが書かれています。



次回、これについて考えてみたいと思います。




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2006年06月04日

というわけで、次回からこういうコーナーを始めます。


私もレポートの方法で「まったく弾けない」という絶望的な状態からは脱しましたが、まだまだ下手くそなので課題が山積みです。


コーナーの内容は検討中ですが、 思い通りにホイホイ弾ける、なんていう人はごく一部の方だけでしょうし、みなさんと一緒に上達していけるような情報を提供できるようにがんばります♪


内容:

・教則本などには載っていないピッキングメソッド

・日本人と外国人の違いとは?

・・・などなど


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